テーマ:ネタ

漢方薬で鉛中毒!?

ここ1週間ほど、漢方薬(台湾では中薬と言います)を服用して鉛中毒になったという話題が世間を騒がせています。 台湾には中医師と言う、東洋医学専門の医師がいます。 これは西洋医療を行う西洋医とは別の資格で、日本とは違い、西洋医は西洋薬のみ、中医師は漢方薬のみを扱います。 (中医師は更に針灸や整体のような事も行います) 台湾で使わ…

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中医で人気のジャンル

先日、イギリスで中医のクリニックを開いている人と会食する機会がありました。 イギリスで(あるいは、世界で)どのジャンルが一番需要があると思う?という話。 中医は厳密には何でも見られるオールラウンダーではあるけれども、やっぱり医師によって得意不得意はあるから、内科(更に分けるなら、消化器、呼吸器、循環器系など)、皮膚科、婦人科、小…

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青黛膏

青黛膏は、青黛(セイタイ)という生薬を主成分にして作った軟膏です。 タデ科のアイという植物の葉っぱから作られた粉末が青黛。 アイて、藍染めの藍ですので、青黛も当然そんな色をしています。 ちなみに、同じ植物の根っこは、板藍根(バンランコン)という、これも生薬の一つ。 どちらも清熱解毒作用があって、板藍根はかつてのSARSにも効…

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牡丹

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 美人を表現するフレーズだけれど、その意味は諸説あるそうで。 植物の形態から、 芍薬は、枝分かれせず、真っ直ぐな茎の先に花が咲いているので、すらっとした立ち姿 牡丹は、枝分かれした横向きの枝に花がついているので、座っている姿 百合は、風を受けて揺れるのが、優雅に歩く姿 …

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四季の過ごし方

《黄帝内経・素問・四季調神大論》にある、四季の過ごし方。 春は万物が生まれる季節。 夜は遅く寝て、朝は早起きし、庭をぶらぶら散歩し、髪は解いたままゆったりと過ごす。 生き物を殺したり、物を奪ったり、罰を与えるような事はせず、生み与え褒める事。 これらに逆らうと肝を傷つけ、夏に寒の病気にかかる。 夏は成長の季節。 夜は…

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気と感情

喜怒哀楽といった感情によって、気はどうなるか、そしてどういった症状が出るかということが《黄帝内経素問・挙痛論》にまとめられている。 ただ、その部分のみでは簡潔過ぎて、ハテナな部分も。 ということで、なるほどそうなのねって理屈を補足。 青字は原文と補足部分。 分けては書きにくかったので一緒にしてしまった。 最後の黒字は、一言…

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夢と体

夢占いってありますが、『黄帝内経』の中では、夢と病気について述べている部分がある。 『黄帝内経』というのは、中医学の基礎理論が盛り込まれた古典中の古典で、中医師のバイブルみたいなもの。 しかし、現代中国語ではなく、古文で書かれているので、今の人が読むには、なかなか難解な代物。 私にとっては・・・どうせ同じ中国語だーという感じだ…

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中医学の否定の歴史

1900年頃、中国のとある学者が中医学について「陰陽五行説こそ、二千年来の迷信の大本営だ」とぶった切ったらしい。 日本の漢方医学も明治以降、何かと否定され断絶されかけてきたけれど、中医学においてもそれは同じ。 何度も医療及び教育体系から外されかけつつ、中医師達の反発にあって盛り返してきた。 台湾では日本統治時代に、それまで…

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気と血の関係

日本でも、センター試験や有名大学の試験問題の題材に歌謡曲や流行語なんかが出てくると話題になったりしますが。 中医学の試験問題にも、物議をかもし出しそうなものがチラホラ見受けられる。 (実際かもしてるかどうかは知らないけど) 例えば・・・ 《三国志演義》で、周瑜が吐血した病機は何か? (A)思則気結 (B)寒則気收 …

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ベビーパウダー

中薬を扱うメーカーの中には、エキス剤だけでなく、中薬を使った健康食品や衛生商品なども作っているところがある。 健康食品だと、生薬のティーバック(人参茶や油切茶など)や、エキス剤なんだけど味を調えて用途を分かりやすくしたもの(咳にとか、鼻水にとか)、ドリンクタイプのもの(人参ドリンクとか四物湯がベースのものなど)、真珠粉なんかも。 …

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スイカの皮

昨夜、もうダメと思ってクーラーつけようとしたら、リモコンの電池が切れてた。。。 寝苦しい・・・割りに、随分寝坊してしまったけど。(汗) 夏だー。 マンゴーやライチが出回り始めてる。 まだちょっと高いけどね。 これからが楽しみだー。 けどこの2つの果物は温性なので、食べ過ぎると逆に体に熱がこもると言う・・・。 …

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パック詰めの煎じ薬

以前紹介した事あったかなぁ? 漢方薬を飲みたいけれど、エキス剤は効果が弱いし、だからと言って自分で煎じるのも面倒だわって人用に(だかどうだか知らないけれど)、こんな風に煎じ薬(湯剤)をパックにしたものがある。 四物湯。 これは知り合いにもらったもので、果たしてどこで売ってるのかは知らないのであしからず。 ちなみに…

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吹喉散

ありゃりゃ、病気ネタからずっと更新してなかった。(汗) といいつつ、今回も薬ネタ。 喉の痛み、腫れ、口内炎などに使う、『吹喉散』という外用薬。 生薬の青黛、黄柏、氷片、甘草、児茶の粉末をミックスしたもの。 (関係ないけど、児茶て、アセンヤクの事だったのね。今知りました) 使い方はというと、容器を押して、中の散剤…

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夏風邪の処方

どうやら私は、冬よりも夏に風邪引くタイプみたい。 そもそも風邪自体あまり引かないし、ちょっとおかしいかなと思っても1日くらいで復活する。 けど、ここ数年振り返ってみると、夏にかかる風邪は結構しんどくなることが多くて。 パターンは同じで、喉の痛みから始まって、翌日には鼻水と鼻詰まりが繰り返され、喉の乾燥とムズムズ感から時々むせ返…

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亀板

亀板という生薬。 何かと言うと、亀のお腹の部分の、硬いところ。 (ちょっと前まで甲羅だと勘違いしてた) そのままでは生臭いので、水に2-3ヶ月(夏と冬では期間が違うそう)漬けておく。 そうすると、余分な肉や表面の皮みたいなのが剥げてくるので取り除き、 その後、天日で半年(だったか?忘れた)乾かして出来上がり。 …

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紫雲膏レシピ

紫雲膏のレシピ。 紫色した有名な軟膏で、切り傷や火傷などに使います。 麻油、黄蝋、紫草、当帰 麻油は、ごま油のこと。 黄蝋は蜜蝋。 紫草は、ムラサキという植物の葉っぱで、その根がシコン(紫根)。 ごま油で当帰と紫草を揚げて、濾したものに黄蝋を加えて溶かし、冷やし固めて出来上がり。 学生時代に作った時…

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萬金油

萬金油のレシピ。 中国語だと、分かるような、分からないような。 凡士林、白蝋、蜜蝋、鯨蝋、羊毛脂、椰子油、薄荷油、薄荷脳、樟脳油、樟脳粉、肉桂油、丁香油 ちなみに、凡士林はワセリン、羊毛脂はラノリン、薄荷脳はメントール、樟脳はカンフル、肉桂はシナモン、丁香はクローブのこと。 漢字でも大体何者かは分かるけど、ラノリンやメン…

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気虚と寒湿

去年の今頃と同じ症状がまた発生。 今回は早い段階から、なんだかそれっぽいなと思っていたので、早めに受診。 例によって中医のクリニックへ。(前回とは別のとこ) 参考記事 http://tomato-kelly.at.webry.info/201201/article_15.html もともとの私の体質と関係ある、と前置きし…

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縁起物

運気学、と聞くと占いとか呪いみたいに聞こえるけれど、れっきとした学問。 以下、個人的な意見ですが。 中医環境学って講義があって、どんな内容かと思ったら、暦による自然環境の変化や起こりやすい疾病などについて学ぶもの。 十干十二支の組み合わせや、五行を割り振っていき、何年何月はこの気が強いから、雨が多くて、食中毒が多くなるというよ…

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ボール

さて、これは何に使うものでしょう? ちなみに、中身の構成は、石、綿花、ガーゼ、輪ゴム、ゴムチューブ、木綿糸。 答えは、鍼の練習用ボール。 石を綿花でくるみ、輪ゴム何本かを巻いて、適当な長さに切ったゴムチューブ(採血する時に腕を縛るようなの)を挟み、更に綿花を巻いて、輪ゴムを巻いて、ガーゼを巻いて、表面を木綿糸でぐるぐる…

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風邪と鼻血

・・・ご無沙汰してます。 元気にしてますよ~。(て、誰に言ってるんだか) この間、田舎の方へボランティアに行ったり、山盛りのレポートや試験などがあったり、取材と称して友達と旅行に行ったりしてました。 それぞれについては追々書いていくとして。(多分) ここんとこ、中医学関係の古典を読んでるんだけど。 いわゆる四大経典…

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三伏貼

夏の初め頃、中医のクリニックには『三伏貼』の案内が張り出される。 台湾ではメジャーな治療方法なんだけど、日本じゃほとんど知られてないよね。 中国語の発音では、『サンフーティエ』。 日本語だと・・・サンブクチョウ?? 『三伏』というのは、暦上の初伏・中伏・末伏という3つの日。 今年2012年で言えば、7月18日、28日、8月…

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水を飲むのか飲まないのか?

単純に覚えてしまえば何てことないんだけど、理由を突き詰めるとあれ~てムズムズしてたとある件に関する、今日のなるほど。 (専門のお話) 熱の所在が気分と血分で、どう違うのか? 気分では、口渇があって、水をたくさん飲む。 血分では、口渇があるけれども、水をあまり飲まない(飲めない)。 さて、どうして? 取っ掛かりとし…

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口内炎で試したもの

先日の口内炎で試した処方。 麻黄、連翹、赤小豆、生姜、茵陳蒿、大棗、杏仁 (注)これはその時の私の状態を総合的に判断しての処方です。「口内炎」であれば誰でも効くとは限りません。 解表と清熱解毒と利水と安神。 口渇があったんだけど、あまり飲まないということで、利水薬を。 ポイントは連翹の、清心熱かつ排膿作用かなぁ。 …

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芍薬

芍薬て、あのシャクヤク。 赤と白との違いが、根っこにまで影響!? (左から、白芍、炒白芍、赤芍) まず、赤芍と白芍の違いについて。 赤芍は、芍薬の根。 白芍は、芍薬の根の外皮を除いたもの。 ・・・花の色の違い、と書いてあるのもあるけど。 どちらも活血作用メインの効能は似ているのだけれど、使い分ける上でのプラ…

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生姜・乾姜

台湾と日本では、いくつかの生薬の呼び名が異なってる。 例えば生姜(ショウキョウ)。 (左が乾姜、右が炮姜。) 日本では、 生姜=ショウガを乾燥させたもの 乾姜=ショウガを加熱処理したもの 台湾では、 生姜=生のショウガ (その名の通り!) 乾姜=ショウガを乾燥させたもの 煨姜=生姜を蒸し焼…

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生化湯

台湾では、出産後のケアにこれを飲むんだって。 生化湯 構成: 当帰、川キュウ、桃仁、黒姜、甘草 子宮の収縮を促進させて、悪路排出を促進させて、いわゆる「産後の肥立ち」を良くするのだそう。 その発想から、月経が終わる2-3日前に飲むと、すっきりさっぱり月経血が排出されるので、子宮関連のトラブル予防になるとも。 てこと…

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小建中湯

クラスに一人はいた、イベント前になるとお腹が痛くなる、虚弱めのお子様。 小建中湯 組成:桂枝、白芍、炙甘草、生姜、大棗、膠飴 虚弱や体力低下に加えて、腹痛がある場合に用いる。 体力が落ちて、消化不良が続いてる所へ、急に冷えたりした時の腹痛とか。 実はこの小建中湯、中に桂枝湯が隠れてる。 (桂枝湯の白勺の量を増やし…

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賦形剤2

台湾でも漢方薬のエキス剤があって、科学中薬とか濃縮中薬という。 やっぱり賦形剤は入ってるのだけれど、メーカーによっては生薬粉を加えているのだとか。 果たして、それは良いのか、悪いのか? とある「生薬粉は一切加えてません」を売りにするメーカーの主張では、エキス剤にする過程で、重金属や農薬などの有害物質が取り除かれるし、ナマモノが…

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賦形剤

ふけいざい。 医薬品に加える添加物の事で、濃度を調節したり、薬としての形(剤形)を作りやすくするために加える。 一般的には、薬効に影響がない、乳糖やデンプンなどが用いられる。 つまり、薬の成分だけでは量が少なすぎて飲みにくかったり、錠剤にしたくても固まらなかったりするので、賦形剤を加えて扱いやすくするのね。 で、漢方薬の…

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